「とりあえずLPを作ってみよう!」と思ったけど、 そもそも他の会社ってどんなLP出してるの?って気になりませんか?
実はこれ、めちゃくちゃ大事なステップで、
自分たちのLPをより良くするためには、“まわり”を知ることが何よりのヒントになるんです。
今回の記事では、WEBの知識ゼロで制作会社に入社をしたデザイナーが競合調査の方法、自社のポジションのポジショニングをゆるっと解説していきます!
この記事を読めば、「競合調査ってガッツリやらないとダメ?なんか大変そう…」とハードルを感じている方でも、競合調査のやり方についてざっくりとでも理解ができるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください☺️

LP制作の流れについてご紹介
https://sorene.jp/column/300/

競合調査=戦う場所と相手を知ること
「一生懸命に商品開発をしたんだし、とりあえずうちの商品の魅力をガツンと伝えればいいんじゃない?」
そう思って、いきなり作り始めたくなる気持ち…とてもわかります。
でも、ちょっと待ってください…!
LPを作るときに競合の動きを把握しておくのは、言ってしまえば“戦う場所と相手を知る”ってことなんですよ。
- 競合他社はどうサービスや商品を見せてる?
- 自社の売りは他とどう違う?
- ユーザーはどこで悩んで、どこで動いていそう?
これを知らずに作ってしまうと、「なんか似たようなLPに埋もれた…」とか、「競合と比べてイマイチ響いてない…」なんてことにも。
逆に言うと調査をしておけば、自社ならではの強みや“刺さるポイント”が見つけやすくなり、ムダ打ちせずに、成果につながるLPに近づけるんです◎
まずは周りを知るための検索方法
周りを知るためにはできるだけたくさんの競合他社のLPを見て、視野を広げたいですよね。
たくさんの競合を見ると、
「うちはここが違うな」「これならもっと伝えられそう」と自分たちの立ち位置や強みが見えてきます。
身近な所だけで考えるとどうしても視野が狭くなりがちですが、ちょっと検索するだけでもヒントの宝庫なんですよ👍
まずはペルソナが検索をしていそうなキーワードで検索
そもそも「ペルソナ」って何?というと、
自分たちの商品やサービスを届けたい“具体的なユーザー像”のことです。
たとえば「30代のフリーランスママで、SNS経由で情報収集している人」など、かなり絞ったイメージの人です。

ペルソナ設定についてご紹介
https://sorene.jp/column/305/
詳しくペルソナについて知りたい方は過去の記事があるのでご覧になってみてください
じゃあ具体的にどうしたらいいの?というと
この“ペルソナ”が、何かに困っているとき、どんな言葉で検索するかを想像するんです。
たとえば、サービスが「家事代行」なら…
- 家事代行 + 安い
- 家事 + 時間がない
- 家事代行 + 口コミ
など、 ペルソナの悩み・願望・不安に寄り添ったキーワードが出てくるはずです。
検索エンジンやサジェスト(検索時に出てくる候補)、関連キーワードツールなどを活用して、 実際にペルソナが打ち込みそうな言葉を洗い出してみましょう◎
ここで集めたキーワードを元に、競合LPを検索して比較すると、「自分の視野にはなかったけどこのLPはいいな。」や「特徴が似てるから被らない見せ方をしたいな。」など参考になる競合他社のLPに出会えますよ👍
LPデザイン集から探す
競合を調査するとなると、先ほどご紹介をした「キーワード検索」の方法を思い浮かべる方が多いかと思いますが、
実はLPのギャラリーサイトを使うのもオススメの方法なんです。
というのも、ギャラリーサイトでは業種やテイスト別にLPが一覧で見られるので、 検索ではなかなか出会えない隠れた競合や、自分たちとは違ったアプローチをしている会社のLPに出会えることもあるんです。
さらには「このデザイン、好みかも」「こういう見せ方もアリなんだ」など、 デザインの参考になるだけでなく、構成やキャッチコピーの切り口のアイデアも一石二鳥で溜まるんですよ◎
私はデザイナーというのもあって、まずはLPデザイン集から探します。
デザインの見せ方を含めて競合調査をした後に、「サービスの見せ方についてもっと他のパターンが見たいな」や「お問い合わせの言葉はどういうものが多いんだろう?」と深掘りをしたい内容を探すためにキーワード検索をします。
人それぞれですが、ギャラリーサイトから探す方法は業種を絞った一覧を見ることができるので、初めての競合調査をする方は探しやすいかもしれません👍
私はLPアーカイブやWebDesignClipなどでLPをよく探しています。よければ参考にしてみてください✨
周りを知ったら自分のポジションを分析
競合のLPをいろいろ見てみると、「うちの商品と似てるな〜」とか「この会社、売り出し方がすごい…」なんて思いますよね。
次は、その「すごいな〜。」をポジショニングのステップに役立てていきましょう👊
この分析で大事なのは、“周囲にたくさん競合がいる中で目立つか?”を考えることなんです。
それでは2つのステップに分けてポジショニングをご紹介をしていきますね。
STEP01|比較表を作ることで、どこが違う?を明確に
いくつか競合のLPを見てみると、「それぞれ良さはあるけど…どう違うんだろう?」となんとなく感じることも多いはず。 そんなときに便利なのが、競合調査の比較表です。
いくつかのLPを同じ視点で見比べられるようにまとめると、自社との違いが明確に分かりやすくなりますよ。
たとえば、こんな項目で比べてみると◎
- ターゲット(誰向けか?)
- 主な訴求ポイント(価格?品質?実績?)
- キャッチコピーの雰囲気
- 構成パーツの流れ(ファーストビュー→実績→CTAなど)
- デザインの印象(信頼感?親しみやすさ?)
- CTAの位置や言い回し
建築会社を例に比較表を作ってみるとこんな感じです↓

表にまとめると、「どこが自社に足りないか」「逆に、うちはここが強みだな」が客観的に見えてきますよ👍
私はこの表で自社を含めて5社程度で比較することが多いです。(最低でも3社程度)
比較をする会社を選ぶ基準をいくつか挙げると
- 業界の大手の会社(やはりたくさん売っている会社は見せ方を工夫している場合が多いです)
- サービスの特徴が似ている会社(構成の参考にする+見せ方が被らないようにするため)
- 個性的な売り出し方をしている会社(安さに全振り、キーワードが強いなど)
このあたりを基準に、比較がしやすいように5社とも特徴にばらつきが出るように選んでいます。
STEP02|じゃあ、うちはどこを目指すの?を決めましょう
競合と自分たちの違いが見えてきたら、次に考えるのが「じゃあ、うちはどこを目指す?」というポジション設定です。
ここで便利なのが、「ポジショニングマップ」。
これは、2つの軸(評価の基準)を使って市場の中での自分の立ち位置を視覚化する方法です。
メジャーな方法なので、見たことがある!だったり、作ったことがある!という方も多いのではないしょうか?
営業さんも資料で使われたりしますよね😌
たとえばこんな軸の組み合わせが考えられます
- 「価格」×「サービスの手厚さ」
- 「スピード」×「品質」
- 「信頼感」×「親しみやすさ」
- 「機能性」×「デザイン性」
上で作った比較表を「価格」×「デザイン性」のポジショニングマップにするとこんな感じ↓

このマップ上に競合を置いていくと、「あ、この辺はまだ空いてるな」「うちは◯◯社と似てるけど、もっとスピードを売りにできそう」など、狙うべきポジションのヒントが見えてきますよ。
また、競合他社の少ないポジションで自社の強みを活かせたら、もちろんベストなのですが、一番重要なのは、「自社の強みを活かせる場所」を見つけることなんです。
理想のポジションは、自分たちのリソース・得意なこと・届けたいお客様との相性がそろった場所にあるはずですよ。
soreneのそれね〜。な話
実際に比較表を作ってみると「他社と比べてうちは弱いかも…😭」と売り出し方がわからなくなってしまう担当者さんも…
でも実は、強みは“他より優れている”じゃなくて、“自分らしさ”でOKなんですよ!
その”らしさ”に「いいね!」と言ってくれる人を探しましょう
まとめ
自社だけの「伝えるべきこと」を組み立てましょう

「とりあえず作りはじめる」のではなく、まずは“周りを知る”ことから。
競合や市場、自分たちの立ち位置を知ることは、LP制作の土台づくりなんです。
ここをしっかりやっておくと、「とりあえず作ったけどなんか響かない…」ということがなくなりますよ。
大事なのは、なんとなくの感覚ではなく客観的な視点でデータを集めることです。
とはいえ、最初は「軸ってどう決めるの?」「比較ポイントがわからない…」と悩みますよね…
そんなときは、ぜひsoreneにご相談ください。
一緒に市場を整理しながら、自社だけの「伝えるべきこと」を一緒に組み立てていきましょう!

LPの基本構成要素についてご紹介
https://sorene.jp/column/322/
制作にお困りならお気軽にご相談ください!

soreneでは難しいWEBの専門用語を使わず、丁寧なコミュニケーションでLPの制作を進行させていただきます。
初めてのLP制作で不安がある担当者様でもまずはお気軽にご相談ください。