2025.07.23

【ゆるっと解説】ペルソナ設定って難しいことじゃないんです。デザイナーが簡単な作成ステップをご紹介!

LP制作で聞くペルソナ設定。なんだか難しいそうだと思っていませんか?実はステップを踏んでいけば初めての方でも作成可能なんです!

【ゆるっと解説】ペルソナ設定って難しいことじゃないんです。デザイナーが簡単な作成ステップをご紹介!

「LPを作ってみたけど、なんだか反応がイマイチ…😭」

もしかして“誰に向けて話すか”を決めずにLPを作っていませんか?

実は、LP(ランディングページ)で成果を出すには、「このページは誰に向けて話しかけているのか?」をしっかり考えることがとても大切なんです。

今回の記事では、WEBの知識ゼロで制作会社に入社をしたデザイナーが初めての方でも分かりやすいように、”誰に向けて話すの?”の定め方をゆるっと解説していきます。

この記事を読めばざっくりでもあなたのLPが誰に向けて話しかけるべきかが分かるようになっているはずですよ。

”具体的に誰に向けてを決める”ことを
”ペルソナ設定”と言うんです

「このLPは、どんな人に向けて届けたいのか?」を具体的にイメージした“理想のユーザー像”のことをペルソナ設定と言うんです。
マーケティング用語なので、この記事を見に来てくださった方でも知っている方もいるかもしれませんね。
(私は制作会社に入社をしてから初めて聞いた単語でした。)

初めて聞いた方は字面だけではちょっとイメージがしづらいかも入れないので具体例を出すと…

健康食品のペルソナの例

  • ターゲット: 30代の働く女性
  • 居住地: 東京都
  • 職業: 事務職
  • 日課: 忙しい仕事の合間にコンビニでヘルシーなお弁当を選ぶ
  • 趣味: 週末はヨガでリフレッシュ


みたいに、年齢やライフスタイル、考え方や悩みまで、できるだけリアルに描き出していくことなんですよ。

それってターゲット設定とは違うの…?そんなに必要?

ターゲット設定なら知ってるし、やってるけど、一体何が違うの?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実はこれが別物なんです。
ざっくりと違いを説明すると、ターゲットは“大勢のグループ”で、ペルソナは“グループの中の具体的な一人”です。

大まかには同じ概念なんだから、別にターゲット設定でもいいじゃん🤔
入社をしたての私はそう思っていました。

でもペルソナ設定まで深掘りすることが大切なんですよね。
なぜかというと、伝える内容やデザインが明確になって迷わなくなるんです。

誰に向けて話すか明確だと、その人が「どんなことに悩んで」「どんな言葉に反応して」「どんなデザインなら読みやすいと感じるか」もイコールで見えてくるんですよ。

そうすると、コピーも構成もデザインも“その人に向けて”考えられるので、結果的に買って欲しい人に刺さるLPになるんですよね。

実際の制作現場でも、「ペルソナをちゃんと決めたLPの方が、成果につながる率が高い」という声は多いんですよ😌

でも何から始めたら…を解決!
基本的な3つのステップのご紹介

「早速ペルソナを作ってみましょう」と言われても、最初はちょっと難しく感じますよね。

でも大丈夫、ステップを踏めば初めての方でもちゃんと作れます◎
今からご紹介をする3ステップの順でペルソナ設定を考えてみましょう!

STEP01|思い込みで作るのはNG、まずは顧客のデータを集める

「こんな人がきっと買ってくれるはず!」と思い込みだけで作るのはNGです。
まずは、今いるお客さんやこれまで取引があった人の情報を集めてみるのがオススメです。

過去の顧客情報から

  • 年齢・性別・職業・業種・役職
  • 居住地・家族構成・企業規模
  • 初回接点のきっかけ(広告?SNS?紹介?)

アンケート・ヒアリング内容から

  • 商品・サービスを選んだ理由
  • 比較した他社
  • 感じていた課題

購入履歴、アンケート、SNSの声、お問い合わせ内容など、実は身近なところにヒントがいっぱいあるんですよ。

過去の顧客情報から

  • 年齢・性別・職業・業種・役職
  • 居住地・家族構成・企業規模
  • 初回接点のきっかけ(広告?SNS?紹介?)

アンケート・ヒアリング内容から

  • 商品・サービスを選んだ理由
  • 比較した他社
  • 感じていた課題

購入履歴、アンケート、SNSの声、お問い合わせ内容など、実は身近なところにヒントがいっぱいあるんですよ。

STEP02|属性や求めているものを具体的にする

集めたデータをもとに、「この人が理想のユーザーかも?」と思える人物像をつくっていきます。

BtoCのペルソナ:健康食品の販売LPの場合

  • 名前/ 佐藤 美和さん(仮名)
  • 年齢/ 35歳
  • 居住地/ 東京都
  • 職業/一般事務(正社員)
  • 家族構成/夫と2人暮らし、子どもはいない
  • 悩み/仕事が忙しく、食生活が不規則。健康診断で引っかかったのをきっかけに、健康を気にし始めた。
  • 商品を探している理由/「手軽に始められる」「安心感がある」「継続しやすい」健康食品を探している
  • 購入の決め手/口コミ評価が高いこと、無添加・国産で安心感があること
  • よく見るメディア/Instagram、楽天、健康系の情報サイト
  • 検索ワードの傾向/「忙しい人 健康習慣」「無添加 サプリ 安心」

STEP03|本当にあってる?検証ターン

ペルソナが一度完成をしたら、作ったものが本当にズレていないか一度チェックしてみましょう。

社内で共有して「うちのお客さんっぽい?」と聞いてみたり、
実際のお客さんの反応を見ながら「もうちょっと若い人向けかも」「求めてるのは価格より安心感かも」など微調整するのもアリな方法ですよ!

ちなみに、私もsoreneのペルソナを決める時には、実際にやり取りをさせていただいているお客様を思い浮かべながら、「こういう悩みを持っていそう。」「だったらこの言葉が響くかな?」など調整を繰り返していました👍

検証ターンチェックポイント

  • 今の顧客層とズレていない?
  • 本当にその悩み・ニーズはある?
  • 設定した人物像に“リアルさ”はある?
  • 商品・サービスとの“ズレ”はない?

今の顧客層とズレていない?

実際に購入・お問い合わせしてくれているお客様の特徴と一致してる?
作ったペルソナを顧客データや営業・カスタマーサポートの現場の声と照らし合わせてみましょう。

本当にその悩み・ニーズはある?

ペルソナ設定で決めた「悩み」「不満」「理想」は、実際の顧客にも当てはまる?
アンケートや口コミ、レビューから確認してみましょう。

設定した人物像に“リアルさ”はある?

あまりに理想的・都合のいい“作られた人物”になっていないかチェック。

上司や他部署のメンバー(営業・マーケティングなど)に見てもらって、「うん、いるいる!こういう人」と納得してもらえたら”リアルさ”がある証拠です!

商品・サービスとの“ズレ”はない?

そのペルソナが「本当にこの商品を欲しがる人」になってる?
自社の商品を魅力的だと感じてくれるペルソナ設定になっているかもう一度確認をしてみましょう。

4つのチェックを通して問題がなければ、「なんとなく」ではなく「ちゃんと根拠があるペルソナ」になっている証拠ですよ。

またペルソナは一度作って終わりじゃなく、更新・改善していくものなんです。
消費のトレンドの入れ替わりが激しい業界は1年に一度は見直す、新しいサービスや商品が出たタイミング見直すなどすると、”今の市場にあった人”に向けたLPが作り続けられますよ👍

soreneのそれね〜。な話

ヒアリングで「ターゲット層のデータを見せてください」と言うと、「そういったもの特に集めてなくて…」というケースも多いんです。
そういった場合、soreneでは営業さんやサポート担当さんに繋いでもらってヒアリングをしたりもします。文字になってないデータも整理すれば宝の山なんですよ👍

まとめ
「ひとりの人物」を想定すれば、LPの反応も変わる

ペルソナ設定って、最初はちょっとハードルが高く感じるかもしれません。
でも「誰に向けて話すか」を決めるだけで、「じゃあこういう言葉選びがいいね」「このペルソナにはこのデザインだね」などブレなくスムーズに進み出します。

今回ご紹介したように、まずは思い込みを捨てて、顧客のリアルなデータから丁寧に組み立てていくのがコツ。

ターゲットよりも一歩踏み込んだ「ひとりの人物」を想定してみると、きっとLPの反応も変わってくるはずですよ👍

とはいえ、「最初から完璧なペルソナを作る」のは誰にとっても難しいものですよね。

「ペルソナがまとまらない….」
 「初めて作ったからこれであってるのか不安…」

 そんなお悩みがある方は、ぜsoreneにお気軽にご相談ください。
これまでの経験からアドバイスをさせていただきますよ◎

soreneでは難しいWEBの専門用語を使わず、丁寧なコミュニケーションでLPの制作を進行させていただきます。
初めてのLP制作で不安がある担当者様でもまずはお気軽にご相談ください。

広報担当/デザイナー/イラストレーター

アダチ

Adachi

鳥取県出身、秋田県在住。
秋田公立美術大学でグラフィックデザインを学んだ後にWEB制作会社に入社した3年目のWEBデザイナーです。
制作会社で得た知識を広報・営業担当の皆様に共有しています☺️
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